2005年09月25日

カンボジア人の集まる店


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19:00。まだまだ時間はある。

自分は旅行に来ると、暇さえあれば外に出るタイプである。

宿を出ると、すぐに声をかけられる。またか。

その中に1人、面白そうなやつがいた。

セーイ、24歳。大学生。授業料を稼ぐためにバイタクをやっている。

直感で間違いなくいいやつだと思った。

でも今から晩飯食いに行くだけのつもり。

近場だからゴメン!バイタクはいらない!歩いて行くよ!

プノンペンのメインロードはやはり栄えている。

いろんな店があり、飯もうまそうだった。

なぜか中華料理店を発見し、無性に中華が食べたくなった。

麻婆豆腐、チャーハン、餃子。Total 4ドル。

食べきれないぐらいの量。でもめっさうまかった。

その後さらにかぼちゃプリンの店へ。1000R。

だが、これはぬるくてまずい!





もう21:00前。

宿の前まで戻ってくると、

・・・あれっ!?

まだおるやん!!


・・・さっきホテルを出たときにいた彼。

「セーイ!何やってんの!?」10sei0.jpg

・・・約3時間、ずっとホテルの前で客を捕まえられずにいたらしい。

What??

申し訳ないが笑ってしまった。

しばらく立ち話。

・・・本当に真っ直ぐな人間だ。

どうも真っ直ぐすぎて損ばっかりしている様子。

しかし、彼は常に笑顔を絶やさない。

愛嬌があって非常に好感の持てるGentlemanだ。



「飲みに行こう!?」 とセーイに誘われ、

彼のバイクに乗ってBarに連れて行ってもらった。

もちろん、無料で。



すげー!こんなとこあったんや!?

と、びっくりするほど華やかなBar。

川に浮かんでいた。少し小さい豪華客船のようなBar。

中はけっこう広く、100人ぐらいは入れそうだ。

基本はテーブルに座って酒を飲むスタイルだが、

中央には歌手がいて、ディナーショーのような雰囲気もある。

そのうち、客のみんなも中央に集まって歌にあわせて踊りだした。

ここにはツーリストはほとんどいない。

カンボジア人の集まる店

のようだ。

歌手もカンボジアで有名な歌手たちが何人か歌っているらしい。

それもそのはず。

カンボジアで栄えている街はプノンペンとシェムリアップのみ。

カンボジアでテレビに出るような有名人は全てこのプノンペンにいるといっても過言ではない。

歌の雰囲気はどこか昭和を思い出させる。

雰囲気は抜群!最高!めちゃめちゃ楽しい!

自分もセーイもテンションが上がり、中央に踊りに行った。

「踊り」

と言っても至ってシンプル。リズムに合わせて手を振り足を上げ前後に歩く。

別にカンボジアの伝統舞踊などではなかった。

しかし、妙に楽しくなってしまう。

カンボジアにはパワーが溢れていた。

内戦がようやく終わり、これから一生懸命国を発展させようとしている人々の活気が多分に伝わってくる。

素朴でいて、力強い。



しばらく踊った後、

セーイと30分程自分たちの国についてお互いに語り合い、

部屋の外に出た。

いい店に連れてきてくれてThank you!





23:00。宿に戻る。メールアドレスをもらってセーイと別れた。

セーイからは日本に住んでいてはではわからない貧しさを思い知らされた。

大学の授業料を払えない。

セーイには彼女がいる。しかし、

「結婚はしたいけど、自分は貧しいから、結婚したら彼女が不幸になる。

だから別れるつもり。それが現実だよ。仕方がない・・・。」

泣き出しそうだがこらえている。



「そんなの乗り越えられるって!セーイ、それでいいのか!?

貧しくても好きな人と一緒になる方が幸せになるに決まってるって!!」



とは、言えなかった。

その「貧しさ」を僕は経験したことがない。

僕から彼に一体何が言えるだろうか。説得力なんて微塵も無い。

ただただ、何も言えず、彼の話を聞いていることしかできなかった。

僕は日本でぬるま湯に浸かっている。

世界において幸せとは、当然あるべきものなどではない。

それを忘れてはならない。


23:30 Good night.

posted by Tiger at 22:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by at 2005年12月13日 19:06
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