2005年07月31日

第7話 さよならベトナム4

翌朝。5:30起床。

Ducにせかされ急いで出発。

Father, mother, 妹の3人が見送ってくれた。

正直、名残惜しい。

子供たちにもう一度会いたかったがまだ寝ているので仕方が無い。

「ターンビー。ガモン。」

妹は相変わらずshyだった。

泣きそうだった。温かい家庭。温かい村。

いつ戻ってきても歓迎してくれる第2の故郷のように思えた。

お金はいっさい要求しない。ただただ、歓迎してくれた。

またいつか必ず戻ってこよう!!



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7children1.JPG

島からボートで陸へ。

道がアスファルトだ。そして車もバンバン走っていた。

・・・あの島にはアスファルトはいらない。

車なんて通らない方がいい。

子供たちが危なくなってしまうから。



チャウドックという街へ。

プノンペン行きのボート。U.S. 10ドル。

あいにく持っていなかったのでカードで支払った。カードで支払えた。

何から何までDucの世話になった。

せめて、

と、これからまたホーチミンでバイクタクシーの仕事をするDucに、

送ってくれたタクシー代として、手元にあったなけなしのベトナムドン(U.S.10ドル程度)を渡した。

I was very happy with you and your family.

Thank you very much, Duc.

I promise to come again!

別れの言葉。



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2005年07月24日

第7話 さよならベトナム3

Fatherの薦める「うちの娘=Ducの妹」にも触れておこう。

歳は17。見た目は中学生ぐらいに若い。

この賑やかな家庭にあって、唯一おとなしい子といえるだろう。

Duc曰く、初対面の人に対してはshyだそうだ。普段、家族とはよく喋るらしい。

ベトナムでは結婚は早い。19になるともうお見合いをすると言っていた。
Ducの妹
そんな中、Ducは誇らしげに、自分は恋愛結婚だったんだと言う。

妹は17だからもうあと2年でお見合いか。それで親戚は結婚を勧めてくるのだ。

しかし、正直、一瞬、

「あり。」

と思った。Shyだからか、あまり会話をすることが無かったが、

頼んでないのにお茶やコーヒー、お菓子をそっと出してくれる。

私が眠くなっているのに気づくと枕のようなものをこっそり置いてくれている。

常に気を使ってくれていた。写真を撮るときはいつも隠れた。

一枚だけ、撮らしてくれたときも何度もチェックして、

気に入らないときは消去、撮り直し、を繰り返した。

「あり。」



話を戻す。

とにかく酒をよく飲まされた。

しばらくグラスに酒を注がれたまま、飲まずにいると、

「あれっ?(おかしいなー!?飲んでないんじゃない!?)」

という表情。

大学1,2年生のときのデジャブ。サッカーの先輩方と同じノリだった。

当然、負けず嫌いのため、勧められた酒は

飲む!

注がれる。

飲む!

注がれる。

飲む!

そしてノックダウン。


気づいたらmotherのベッドで寝ていた。



20:00頃、再び目が覚める。酔いが少しおさまっていた。

最後の夜、もう少し散策してみたい。

Ducと何人かの子供たちと共に近所のカフェ(?) に出かけた。

と言っても3軒ほど隣の家。

みんなテレビ(ベトナムのサッカーの試合)を見ながら路上のイスでコーヒーを飲んでいる。

このベトナムコーヒーが大好きだ。

こってりしたコーヒーにコンデンスミルク、

そして細かい氷をコレでもか、と大量に入れる。少し甘いが絶妙。

「あの日本人サッカーめちゃくちゃうまいぞ!」

と、村で有名になっていたらしい。みんなに歓迎された。非常に光栄です。

みんな、

「ナカータ!ナカータ!」

さすが世界の中田だ。日本人でサッカーするやつはもれなく中田。

楽しかった。

いつの間にか再びmotherのベッドで寝ていた。



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2005年07月22日

第7話 さよならベトナム2




夕食。

雑炊、蒸し鶏、魚の煮物、花のサラダ、

それといつものワイライス(コレが強烈!推定アルコール度数40%)

今日はDucのfatherと近所のおじさん2人が一緒。

Fatherはつい先ほどカンボジアへの農作物の出張販売から帰ってきたところだった。

似てると言えばDucに似てるような気もする。

昨日もそうだったが、
Father
もてなすときはワイライスをまず自分が半分飲み、

残り半分を客人に渡す。これを全員が何回も繰り返す。

間違いなく飲みすぎ。そしてまたいつもの、「お前ここに住めよ」発言。

Fatherも、

「あんたには親近感がわくんだよな。今度はいつ来るんだ?

来週?(早っ!)ずっと住めよ!うちの娘と結婚しないか!?」

体育会系のノリである。

以前、ヨーロッパ人(どの国だったか忘れた)を

同じようにDucが連れてきたらしいが、どうも馴染まなかったらしい。

「彼らはhappyそうじゃなかった。でもあんたは本当にhappyそうだね!



推測だが、

ヨーロッパの人たちは少し生活の違いに戸惑っていたのではないだろうか。

「こんなところに泊まるのかよ?」

確かに、トイレもついていない。シャワーもメコン川の水。

白人と黄色人種の違い。自分も生活の違いに抵抗が無いわけではない。が、

ある種これは日本人の特殊能力ではないだろうか。

どの国の人とも仲良くなれる。

日本人の伝統ともいうべき「和」の心が自分にも備わっているのだろう。

なぜか、今までの海外経験では、どこへ行ってもその国の人と仲良くなれた。

もちろんジャパンマネーの影響も少なくない。

中国では初めは歓迎してくれなかった人もいる。

南京大虐殺について祖父母から話を聞かされているためだ。しかし、

そんな人でさえ、会って一言二言会話をしただけで、

「日本人ってこんないい人とは思わなかった。」

である。

偏見とは恐ろしい。

まあそれはいい。要するに、

日本人の特殊能力、「和」の心が自分にも宿っていることに大いに誇りを持った。

これからは、「和」の心を持ち、基本的には人種差別もない、宗教的にも中立的な、

そして経済力のある日本が、もっともっと積極的に国際紛争を解決する場に進出することが求められるのは間違いないだろう。



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2005年07月19日

第7話 さよならベトナム1



子供たちのうちの1人についてここで話しておきたい。
一番私になついてきた子である。(↓写真右側の赤い袖の子)


いつも傍にくっついてくるのでどの写真にも写っている。

初めは気づかなかったが、みんなの説明では、耳が聞こえないらしい。

交通事故でバイクとぶつかってから聞こえなくなってしまった。

喋れない。

何か言っているが、他の子のように発音できていないことに途中で気づいた。

でも一番明るく元気な子だった。

リフティングを一生懸命真似しようとする。

好奇心旺盛。手品が大好きで、何度も何度も誇らしげに見せてくる。

しかし、もともとベトナム語のわからない自分にとっては、言葉なんて関係なかった。

表情、ジェスチャー、旅の指差し会話長。

この3種の神器でこと足りる。

自分もこの子に一番愛着を持った。

この子も自分も、喋れないもの同士であった。

右の赤い袖の子


子供たちが一番興味を持ったのはデジカメである。何回撮っても、

「もう一回撮って!」

というジェスチャー。片手の親指と人差し指で丸をつくり、メガネのような格好、

そして舌打ちのような音を口で鳴らすと「写真」という意味らしい。

しまいにはMotherまでアグレッシブになってきた。

Mother

もちろんmother自身ではない・・・。

まだ2,3歳になる自分の子供を撮ってくれという。

やはり一番下の子が一番かわいいのだろう。

実際、かわいい。かわいすぎ!

「シンチャーオ」

なんて純粋な目をして言われたときには、たまったもんじゃない。


Motherのイチオシ!

「デジカメちょうだい!」

と、せがんでくるが、これだけはどうしてもあげられない。

「これだけはゴメンな。」

思い出をしっかり持ち帰らなくてはならない。



スコールが降ってきた。

この熱帯地方のスコールは相当激しい。粒がデカく、重く、あたると痛い。

しばらく日記を書くからゴメンね。また夜にでも遊ぼう。16:00。



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2005年07月17日

第6話 ベトナムサッカー5

着替えた後は、再びchildren!!

I’m really exhausted.だったけど、やっぱり期待を裏切れない。

しばらく一緒に遊んだ。旅の指差し会話帳で会話したり、

サッカーボールで遊んだり、手品を自慢げに見せてきたり、・・・。

「髭が汚い!」

「もみあげが長い!」

「後ろ髪が長い!」

ベトナム式ピーコのファッションチェック。

ベトナムの子供はシビアだった。

そこへ何故かmotherのフォロー。

「あんたたち、そんなこと言ったらダメよ。ベトナムと日本は違うのよ。」

と、言っているようだった。

フォローしきれていない・・・。


Duc!
なぜだろう?

ベトナム人はみんな童顔だった。

Ducも若い顔して実は30半ば。

そう言えば、髭が無い。

「髭は生えないのだろうか?」

Duc曰く、

「全抜き」

だそうだ。

相当時間かかるやん!?

しかし、それがベトナムの習慣。



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2005年07月15日

第6話 ベトナムサッカー4

「Swim!?」

今度はDucが川で泳ぎに行こうと誘ってくれた。

子供たちも手を引っ張ってくる。

もちろん、

「Yes!」

この子たちにはかなわない。

どこまでもついていくよ。

しかし確かに、暑くて汗だくで、すぐにでも水につかりたい気分満開であった。



メコン川へDive!!

気持ちいい!

水は少し温かい程度。でも相当濁っている。潜るのは勘弁。

子供たちはみんな水の中で目を開けているようだが、

私は慣れてないので目が開けられない。

子供は本当に元気だ。

しばらく泳いでへとへとになった後、家に戻った。



シャワー、

というか、大きな樽に水がいっぱい入っていて、そこから桶で水をかぶる。

やっぱりメコン川の水。

川から上がって帰ってきて、川の水で洗い流す、というのも変な気分だ。

しかし汗は流せた。



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2005年07月12日

第6話 ベトナムサッカー3

Soccer。

6 vs 6。Ducの友達チーム vs 別のグループ(どこからきたのかわからない)

いざKick Off!! 裸足なので足の裏が少し痛い。

意外に(というと失礼かもしれないが)みんなテクニシャン。

でも気持ちは日本代表!日本人の誇りとして、頑張らねばっ!!

「Nakata! Nakata!」

中田みたいだ!と言う観客からの声。

私にはたくさんのサポーターがいた。全てDucの親戚の子供たちである。

中田はベトナムのこんな田舎でも有名だった。最近普及し始めたテレビの影響であろう。

ベトナムサッカー!


さすがに東南アジア、日差しがきつい。グランドが熱い。

汗だくになりながら、心底、試合を楽しんだ。 I love soccer!!

チームのメンバーとも次第に連携が取れるようになってきた。

言葉は要らない。

サッカーは言葉の壁を乗り越える。

言葉が通じなくてもボール1つですぐに仲良くなれる。

サッカーが世界一の球技であることを肌で感じ、同時に、

小さい頃からサッカーを続けてきた自分は本当に幸運だと思った。

試合は結局、我等、Ducの友達チームが勝ち!

終了後、敵チームも味方チームもみんなで握手。

健闘を称え合った。何とも気持ちがいい。

ふと、足の裏が火傷でただれていることに気づいた。

こらあかん、水できれいにせな・・・。

日本人は靴を履いてサッカーをしているので、彼らに比べて足の裏が弱い。

汗だくなってるし、Ducの家に帰って水でも浴びよう!



ところが、まだまだ終わらない。

「サッカーやろうよ!」

今度は見ていた子供たち。

やっぱりサッカーを見ているよりも、自分たちでやりたいようだ。

もう帰ろうとしている私の前に、子供からのパス。

・・・もちろん、

「やる!」

この子たちの期待は裏切れない。

楽しかった。

この一言以外の何ものでもない。


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2005年07月06日

第6話 ベトナムサッカー2

次はrice firm。

この村には大きな道路が1本通っており、その両脇には民家が並ぶ。

片側の民家の裏はメコン川の支流。反対側の民家の裏は広大な農場が広がっている。

川沿いの雑踏な雰囲気とはうって変わって、広大な田園が眼前に現れた。

年に2.3回はハーベストがあるらしい。肥沃な土地である。

驚いたことに、雨季はこの田園地帯が川に沈むという。

それによって養分がまた畑に与えられ、穀物が育つというわけだ。

豊かな生活だと思った。

農業は全て手作業。電化製品はテレビと炊飯器のみ。

でも日本にはないものがたくさんある。

たくさんの米、たくさんの魚、たくさんの子供たち、

みんな親戚や隣近所で仲良く暮らしている。助け合いの生活。

温かい。

「永住するならどっち?」

正直、迷う。
広大なrice firm
それから少しだけDuc&子供たちとサッカーボールでリフティングなどをして遊び、

Ducの家に戻った。



朝食は揚げ春巻きと焼きとり。これもtaste good!

Ducがmotherの料理をあれだけ自慢するだけのことはあって、

作ってくれるものは全てうまい。

「昼から近くでサッカーやるらしいよ。」

Ducから出たこの言葉。テンション上がりまくった。

まさかベトナムのこんなcountry sideでサッカーをすることになるとは夢にも思わない。

しばらく子供たちと戯れた後、いざサッカー場へ!

といっても50mほどいったところにある小学校の小さなグランドである。

このときも、相変わらず子供たちが手を取ってグランドまで連れて行ってくれた。

I’m the happiest in the world!! 天気も良い。


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2005年07月03日

第6話 ベトナムサッカー1


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8月8日


「コケ!」

壁のすぐ後ろに居座っているニワトリの鳴き声で目が覚める。

時計を見ると朝4:00。・・・ニワトリ早っ!

もう一度寝る。

7:30に目が覚めた。

風呂に入っていなかった&モスキートとの格闘の後が残っていて、目覚めは非常に悪い。

子供たちはもう起きている。

確かに、あれだけニワトリの「コケッ!」の嵐にあっては誰でも目が覚めるだろう。

しばらくするとDucがやってきた。

“Good morning! I’ll show you around.”
水牛!
ありがとう。今度はDucが昨日より遠くまで村を案内してくれるようだ。



昨日外出したときには既に暗く、村の雰囲気だけしかわからなかったが、

今日は、この村の朝がはっきりと見渡せた。
日本の夏の朝に似た、さわやかに照りつける太陽。

少し湿気は感じるが、そんなに苦にもならない。

活気のある村人の声、ニワトリの声、木のきしむ音を立てながら目の前を通る水牛・・・。

って水牛デカッ!こんなに大きいものとは思わなかった。

牛車である。この村には自動車は通らない。

物を運ぶのには牛車を使っているのだ。

興味本位で後ろに乗せてもらった。やはりデカイ。

立ち上がって辺りを見回す。のどかな雰囲気。悪くない。

危ねっ!
水牛にチャレンジ!
急に牛が歩き出した。牛車の上は予想以上に揺れる。

振り落とされそうになった。この水牛、完全に日本人をなめている。

いっこうに言うことを聞かない。日本人は牛車の動かし方も忘れてしまったようだ。



floating house。

メコン川の支流に浮かんだ家。

ここで魚を取って生活している人がいる。

Ducに連れて行ってもらい、家に案内してもらった。

陸からは30cm程の極めて細い橋がかかっている。

何だこの強烈な臭い!
floating island 側から眺めた島
床の一箇所に大きな穴が開いており、

その下には非常にたくさんの大きな魚たちが窮屈そうに泳いでいた。が、

臭いの元はここではない。

ふと、家の片隅に巨大な機械。

湯気を立てている。

臭っ!

実は、ここは魚を発酵させる工場であった。

おびただしい数の魚と強烈な匂い。ここに住むのは至難の業だ。



posted by Tiger at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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